高額のローンを借り入れ、長期にわたってつきあうことになる住宅ローンは、その後の生活に多くの影響を与えることとなるので、借入限度額と返済限度額を考慮し、融資の額を決めましょう。
<借入限度額>
住宅ローンには、それぞれの金融機関、金融商品によって、融資限度額が設定されています。しかし誰もがこの限度額一杯に融資を受けられる訳ではなく、物件による制限(担保価値)と借入者の収入によって融資可能額が決まります。一般的に、融資可能額は、金利が低いほど、返済期間を長くするほど大きくなります。
ⅰ物件による制限
民間の金融機関では一般的には購入金額や物件評価額の8~9割程度となっています。ローンによっては新築に限定されているものなどもあります。なお、借換えの場合には担保価値の200~300%まで融資可能なローンもあります。
ⅱ収入による制限
ローンによっては「必要最低月収が毎月返済額の~倍以上あること」、「返済負担率が税込み年収の~以内であること」といった制限がある場合があります。収入による制限を広げる方法として、配偶者や親、子など同居予定の家族との収入合算があります。
<返済限度額>
金融機関が貸してくれる金額ではなく、自分自身が最後まで返済することができる金額を返済限度額と言います。返済限度額を考える際は、以下の点に注意しましょう。
1. 将来の人生プランを考慮し、毎月返済することができる金額を無理のない範囲で決める
2. 老後の生活に影響を及ぼさない年数で、返済期間を決める
3. 1、2を考慮したうえで、どの金利のタイプの商品を利用するのかを決める
金利が低い変動金利や特約期間が短い固定金利選択型を利用する場合には、将来金利が上昇し、返済額が増える可能性も考えて、余裕を持った返済額にしておくことが重要です。
また、一般に、返済期間を長くすれば限度額も大きくなる傾向にありますが、その将来設計がきちんとできていなければ長期間の返済は難しいでしょう。
融資可能額と異なり、返済可能額は自分が見極めるものです。毎月返済額は将来にわたって無理のない金額か、返済期間は老後の生活に影響を与えないかなども考慮した上で、借入額を決めるようにしましょう。
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