住宅ローンは数千万単位のお金が必要になってきます。そして、ほとんどの住宅ローンはそのための融資を受けるにしても、融資金額の2割程度の頭金となる手持ち資金がなければ融資をしてもらえず、1000万円の住宅を購入するとなると、200万円以上の自己資金が必要になります。ここでは、自己資金をためるのに有効なものを以下に紹介していきます。
ⅰ財形貯蓄
財形貯蓄とは勤労者財産形成貯蓄の略称で、勤労者が事業主の協力を得て賃金から天引きで行う貯蓄のことです。一般財形貯蓄、財形年金貯蓄、財形住宅貯蓄の3種類があります。
財形住宅貯蓄をするためにはいくつかの条件があります。
1 勤務先に財形貯蓄制度がある
2 契約締結時の年齢が55歳未満
3 一人一契約
4 5年以上定期的に積み立てる
5 給料から天引きで預け入れる
6 住宅取得、または増改築を行うための利用である。
この財形住宅貯蓄は、元利合計550万円までは利子が非課税であり、とても有効な自己資金つくりの方法でしょう。さらに、この財形貯蓄を1年以上継続し、貯蓄残高が50万円以上であれば、貯蓄残高の10倍、最高4000万円までの財形住宅融資が受けられます。
また、この財形貯蓄は派遣社員やアルバイト、パートでも受けることが可能な場合があります。それぞれの会社によって異なるので、利用する場合は事前に確認を取ってみるとよいでしょう。
ⅱ自動積立定期預金
一度手続をすれば、毎月一定の日に自動引き落としで普通預金から定期預金に積み立てられていくので、確実に貯蓄できます。給与振込の口座にセットして、引き落とし日を給与振込の翌日に設定しておけば、給与振込直後の引き落としなので、残高不足で積み立てできないという失敗も避けられます。しかし、前月の使い込みなどで預金額がマイナスになっていたりすると、給与振込されても積立額を満たないということもありえます。積立額は1,000円以上、5,000円以上など銀行により、また、ボーナス月など特定の月だけ増額することも可能です。
ⅲオート定額/オート定期
「オート定額」は定額貯金に、「オート定期」はニュー定期に積み立てていく商品です。郵便局の総合通帳「ぱ・る・る」にセットすると、通常貯金から、毎月自動引き落としで積み立てられます。年6回まで積立額の増額ができるので、ボーナス時の積み増しもできます。毎月の積み立ては、普通貯金に一定額を残して超過分を積み立てることも可能なので、フリーなどで収入が不安定な人にも向いています。
ⅳネット定期
ネット定期は、銀行の窓口ではなくインターネットを通じて取引する定期預金です。商品内容は通常の定期預金と変わりませんが、店舗にかかるコストを削減することで、金利が高めに設定されています。ネット定期を扱っているのは、ネット専業銀行のほか、既存の銀行のネット専用支店でも取り扱っています。最低預入額は、10万円以上100万円などと高めなので、ある程度まとまったお金を運用するときに検討するのが良いでしょう。ネット専業銀行の中には、口座管理料がかかるケースもあるので、せっかくの金利がコストで相殺されていないか事前にチェックをしておくことも大切です。
*住宅ローンの積み立てとして人気の高かった、住宅金融公庫の「つみたてくん」、郵便局の住宅積立貯金は、現在、新規募集を終了しました。
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