住宅ローンは借入金額が大きいため、返済期間も長期になる傾向があり、返済方法によって、返済総額にも大きな違いがでてきます。
ローンの返済方法としては「元利均等返済」と「元金均等返済」があり、この二つは、毎月の返済額・返済総額が大きく異なってくるので、きちんと知識を得た上で適切な方法を選ぶようにしましょう。
ⅰ元利均等返済
元利均等返済は、毎月の返済額が一定になるように、元金分と利息分の割合が変化するものです。返済当初は元金分に比べて利息分の割合が高くなります。返済初期段階では、元金分がなかなか減りません。毎月の返済額が一定ですので、返済計画の立てやすい返済方法といえます。
ⅱ元金均等返済
元金均等返済は、元金を返済回数ごとに均等にして、それに利息分をプラスして毎月返済していくというものです。返済当初は利息分が高く負担が重いですが、徐々に利息分が減り、負担が軽くなるタイプです。
両者を比べると、元金均等返済方式は、毎回同じ金額ずつ元金が減っていくので、元利均等返済方式よりも支払利息の総額は少なくてすみます。
しかし、返済当初の負担が多いために返済計画に無理が生じる危険性もあり、安易に元金均等返済が良いとも言い切れません。また、元利均等返済方式でも、一部繰上返済を早め早めに実施していけば、元金均等返済方式に相当するくらいまで支払利息を軽減することもできます。年収の安定度や子供の教育費負担なども含めて収支を返済開始後10年分は予測しておくことが必要でしょう。
次に返済の仕方ですが、住宅ローンの返済方法には、毎月1回ずつ返済する「毎月返済」と、毎月の返済に加えて、ボーナス支給月に割増しをして返済する「ボーナス時併用返済」とがあります。「ボーナス時併用返済」は、ボーナス月に返済額を増やせる分、毎月の返済額を減らすことができ、家計のバランスを図ることができる返済方法といえます。
ボーナス返済に回せる額は各住宅ローンで決まっています。公的融資では借入額の40%以内(50万円単位)で、民間のローンでは50%以内(10万円単位)が多いようです。
ⅰ毎月返済
元金+利息分の借入金を毎月一回ずつ返済していくものです。ボーナス時の返済はありませんので、当然一ヵ月後との支払いはボーナス返済プランに比べて重くなります。
ⅱ毎月返済+ボーナス時返済
毎月返済に加えて、夏・冬の年2回のボーナス時にも加えて返済するやり方です。毎月返済に比べて、二回臨時返済が出来ますのでその分毎月の返済額は軽くなります。ボーナス時併用返済の場合、毎月返済額とボーナス時返済額をダブルで返済しなければいけない点に注意しましょう。
また、ボーナスは景気や企業の業績に左右されるため、過度にボーナス返済に依存しすぎるとリスクが高くなります。このため、住宅ローンの返済は、基本的には毎月の家計支出内でやりくりできる範囲に抑えておく方が、家計管理もしやすくなります。ボーナス時併用返済を利用する場合でも、なるべく小さめに抑えた方がいいでしょう。ボーナスが安定的でない業種や企業などでは、ボーナス時併用返済を組まないほうが無難です。
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